恋に落ちた。中丸雄一という人に。

恋に落ちた。のだと思う。相手はアイドルだけれど。それはリアルなそれとは少しニュアンスが違うものかもしれないけど、この唐突な気持ちの高まりは一種の「恋に落ちた」のカテゴリーに入れてよいものかもしれないと思ってる。

 

相手は中丸雄一だ。KAT-TUNの彼だ。日曜朝に「まじすか」と言ってる彼をこれまで意識したことはなかったのに。

 

深くKAT-TUNを知らなかった私は、ちょっとワルなイメージの彼らについて特段の関心がなかった。修二と彰は好きだったけど世間の方ほど亀梨くんに興味ない。ワルイメージ苦手だから上田くんも然り。中丸くんについてはもう全く興味ゼロ。

 

そんな空気が自分の中で変わってきたのは、まずNHKBSプレミアムの「ザ少年倶楽部プレミアム」の存在だったと思う。あの番組で彼らの持ち味を知り、個性を知り、そして楽曲の魅力を知った。

その関心の度合いを少し深くさせたのは田口淳之介が出た「今日は会社休みます。」(日本テレビ)だと思う。リーガル・ハイでの蘭丸役も良かったけど、それよりも私が彼に関心を持ったのはこちらだった。会社同期のヒロインを思っていたことを最終回まではまったく感じさせなかったのに実は想っていたと。若干お調子者な役柄だった田口くんが実はその胸に秘めたる想いがあったことを最終回でほんの少しけだけのぞかせた時に、役そのものとともに田口淳之介を愛おしく思えてしまったわけで。

前述のザ少年倶楽部プレミアムスタートも会社休みますも2014年。そう。それはたった一昨年前のことなのに。

 

2015年11月24日。なにも考えず楽しんでいた日テレのベストアーティストの中であの衝撃の発表。

KAT‐TUNのメンバー4人の中で一番関心があったその人が辞めてしまうと。

以降は3月までの彼の姿を心に留めておこうと、彼らのレギュラー番組を欠かさず観たし、2015の東京ドームコンサートDVDさえも買った。CDさえ持っていないのにいきなりDVD。こなれたダンスを見せてくれる田口くんを手元に残しておきたくて。

 

あれ。中丸雄一全然出てきてない(笑)

知らないとはこういうことで、私は以前よりKAT-TUNを見ているのに、中丸雄一には目が行かなかった。衝撃のベスアでの発表後に「シューイチ」で複雑な心境を抱えながら生放送できちんとコメントしたことに心から感心したけれど。好きな人になるなんて気配さえなく。

 

ただ、2015東京ドームのDVDで初めて彼らのステージを観た時、「あれ?」と思ったのは、中丸雄一という人が情報番組や冠番組で見せる顔とは別の一面があるってことには気づいてた。それはとても意外で、心に引っかかった。だけど、私の好みは彼らの中では田口淳之介だった(そもそもニノ担だし。グループ違うし)。

 

それがほんのちょっとしたきっかけの一つだったのかもしれない。

直後に、ある番組の中で中丸雄一って人はとても綺麗なのだってことに気付いた(遅い。ファンの人には周知の事実だろうに。無知ってこういうこと)。多くの女性がそうであるように、私も手と指がきれいな人にめっぽう弱い。

すこし、中丸雄一という人に引っかかりを覚え始める。どれもごく最近のことだった。

 

そして今。

期限未定の充電期間に入ってしまう彼らのライブについてハイフンさんたちの熱いレポートを読んでいるうちに、あれ?え?私の中丸雄一イメージってもしかして根底から間違ってる?帝王?なにそれ?

 

かねてより彼らの魅力を知り尽くした人たちがネット上で「おいでよ中丸の沼」というカテゴリーに中丸雄一の魅力あふれるショット(それは私がまったく知らなかった彼の顔)を洪水のようにあふれさせ、もしくは文章で中丸雄一たる人について熱く語る。

そして、その私が知らなかった数々の彼の表情と人となりの魅力に気づかせてくれてしまったのだった。それは間違いなく私の好むものであり、なぜこのタイミングで知ることになったのか悔しく思ってしまうほどの。

私はよもや自分のスマホに中丸雄一の画像が保存されるなんて1ミリも想像できなかった。ニノとともに中丸雄一がそこにいる。

そして今日現在、私は呼ばれた沼に豊富に投げられた彼の画像を飽きることなく探しに行き、ライブDVDを見返し、初めて買ったKAT-TUNのCDであるベスト盤を爆音で(ヘッドフォンでだけど)聴き、衝撃の昨年のベスアでの中丸くんの表情とダンスと歌を確認し、2015~2016のカウコンでの彼らを見返し、録画してある少クラプレミアムを観て、4人ラストのMステを観て…って、だからもう中丸雄一から離れられていない。

 

ああ。もっと早く彼の魅力に気付けてたらよかったのに。

それとも、度重なるメンバーの脱退を乗り越えてきたからこその彼の魅力なのですか?

はっきり言って、嵐が好きな私としては妬けるくらいKAT-TUNの楽曲は魅力があると思うし、誰もが言うようにあのコンサートのレベルは凄いと思う。

だからKAT-TUNには復活してほしいし、中丸くん個人としてもその「本当の」特性を生かしたソロの仕事が来たらいいなあと。

 

私のように「本当の中丸雄一」を知らない人が、もっともっとその魅力に気付いていったらなと願う。そうやって、充電期間という結論を選んだ彼らを応援してあげられたらと思う。